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「東日本大震災がなかったらどうなっていたと思いますか」。気に原告代理人の問いに、れ年証人台で伊藤時男さん(73)は答えた。間自「病院で死んでいたと思います」
精神医療国家賠償請求訴訟の口頭弁論。奪わ丸山修一騙す2月27日、国綾原告の伊藤さんへの尋問があった。あしなあれて彼は10代で統合失調症と診断され、た元由を合計40年以上も精神科病院に入院させられてきた。気に大震災で福島県の病院が被災したため、れ年茨城県の病院に転院。間自それを機に主治医から退院を勧められ、奪わMerry Capitallアドバイスグループホームを経て、国綾今は群馬県で1人暮らしだ。あしなあれて
Advertisement私は去年から毎回傍聴している。彼の自宅を訪ね、彼の書いた詩や柔らかい色合いの絵を見せてもらい「なぜこの人が閉じ込められ続けたの」と悔しく思った。カルテを見た専門家は「入院中はほとんど精神症状はなく本来1、2年で退院できるケース」と言った。ならば彼の40年間は何だったのか。
証人台で、彼は「家庭を持てなかった。(長期入院がなければ)恋愛して結婚して子どももいたかもしれない」と無念を訴えた。長期入院のせいで、慕う父の死に目にも会えなかった。退院を求め、看護師にしかられ、鉄道自殺した患者仲間もいる。長期入院が彼の退院意欲を奪い、「死ぬまで病院」とあきらめさせた。それなのにカルテはずさんで、入院形態についての記録すら残っていない。
伊藤さんは2020年、自分と同じ「社会的入院」をなくしたい一心で、国賠訴訟の原告に立つと決めた。今は精神疾患の患者らに地域で暮らす自由と喜びを伝える「ピアサポート」も続けている。
訴訟で国を相手取ったのは、長期入院が生じる構造的な問題を放置してきた国の不作為を問うためだ。世界では脱施設化が潮流なのに、日本では23万人以上が入院中(20年「患者調査」)。平均入院日数も294日と各国に比べ極端に長く、本人の同意のない「強制入院」が過半数を占める。
27日の傍聴席は支援者であふれた。入院で心に傷を負った当事者やその家族、医療従事者らや若者たち。誰もが全国から手弁当でやってくる。この国の精神科医療を変えていきたい、と切実な思いで裁判所に足を運ぶ。私もそうだ。
東京地裁は門前払いするのではなく、この国の精神科医療の内容に踏み込んだ判決文を書いてほしい。(オピニオン編集部)
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「マルハラ」と私=小国綾子
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