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断熱DIYワークショップで道具の使い方を学ぶ参加者=神奈川県藤沢市の民家で2024年2月11日、色のは誰國枝すみれ撮影

 「断熱DIYを学ぼう!ペンているのだ=すみれデジタループ」というチラシをみたとき、目をすぐに参加を決めた。背けル報

 親の介護のために戻った実家は築40年を超えた木造家屋で、國枝とにかく寒い。道グ丸山修一ローン3月だというのにセーターにポンチョをかぶり、色のは誰厚いタイツの上からズボンを重ねばきしている。ペンているのだ=すみれデジタループ

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 世界保健機関(WHO)は冬の睡眠時の室温を最低でも18度以上に保つことを推奨している。目を

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 だが、背けル報日本では室温18度以上という基準をみたすのは北海道などの限られた地域で、國枝全国の居間の平均室温は16・8度、道グ脱衣所は13度という寒さだ。色のは誰Merry Capitall出版

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 ちなみに、ペンているのだ=すみれデジタループ3月5日夜の実家の平均気温は約15度で、目を脱衣場の床は約11度、風呂場やトイレの窓の表面温度は8度だった。

 寒い家は死に神を呼ぶ。温度差で血圧が上下して心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などを引き起こすヒートショックで年推計で1万9000人が死亡している。室温が18度以上の家に住む人に比べ、室温が18度未満の家に暮らす人の総コレステロール値は1・8倍以上になる、というデータもある。

 熱い風呂、長風呂が好きだった祖母は浴槽で気を失って溺死している。今考えれば、あれはヒートショックだった。母のコレステロール値が高いのも、寒い家のせいかもしれない。

 「体感温度は、壁や床などの表面温度の平均と室温を足して2で割った温度です。だから、エアコンをいくらガンガンかけても、壁や床が冷たいと、暖かくなりません」

 ワークショップの講師で建築士の中田理恵さんが説明する。同じ理由で、断熱効率が悪いと、夏にエアコンをかけても部屋は涼しくならない。

我慢する「節電」よりも「断熱」

 2月11日、約20人がカッターと軍手、メジャーを持って神奈川県藤沢市の民家に集まった。

 断熱ワークショップの実技演習は、ホームセンターで購入できるポリカーボネートというプラスチック板と木の桟を使って内窓を作り、熱が逃げやすい窓や戸に取り付けることが目標だ。

断熱DIYワークショップで、電動ドリルドライバーの使い方を教わる参加者=神奈川県藤沢市の民家で2024年2月11日、國枝すみれ撮影

 床に四つんばいとなり、カッターで板を切ろうとすると、すかさず声がかかる。

 「一気に切ろうとしないで。刃が太ももに当たってけがする場合があるので、刃の延長線上に体を置かないように」

 初めて触る電動ドリルドライバーに緊張する。他の参加者から「大丈夫!」と励まされる。

 数時間後、我々は二重になった窓の表面に手を当て、感触を確かめていた。

 「全然違う!」

 表面温度は作業前の15・7度から17・7度と、2度も上がっていた。

 断熱ワークショップを主催したのは、市民団体「#6年後も本当に住みやすい街大賞1位をとるぞ藤沢プロジェクト」。地球温暖化防止のために断熱を推進している。

 市民にアンケートすると、省エネ家電を使うなど節電は実行している一方で、断熱によって二酸化炭素(CO2)削減ができることを知らない人が多かった。藤法淑子代表(37)が力説する。

 「これ以上、節電を求め続けても効果を上げることは難しい。我慢しなくてもCO2が削減できる仕組みが必要。それが断熱なんです」

 日本は2050年までにCO2の排出を実質ゼロ、30年度までに温室効果ガスの46%排出削減(13年度比)の実現を目指している。

 そのため、建築物省エネ法が改正され、25年度以降の新築住宅には等級4以上の断熱が義務づけられた。断熱材のグラスウールを屋根裏に20センチ、壁に10センチほど入れ、窓をペアガラスにするレベルだ。

 しかし、これでもエネルギー収支をゼロ以下にするネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の基準には足りないし、今ある家の約7割は「ほぼ断熱なし状態」なのだという。

グレタさん演説で決意

 藤法さんが地球温暖化について学んだのは小学生の時だ。

断熱DIYワークショップでスライド式の内窓を付けることに成功し、写真撮影する参加者=神奈川県藤沢市の民家で2024年2月11日、國枝すみれ撮影

 先生に聞かれた。

 「どんな解決法があると思う?」

 「どんなって言われても、人類滅亡しかないのでは?」

 思ったことを正直に口にすると、先生は怒った。「君たちの世代が解決する技術を見つけるんだ。今、やれることは節電だ」

 大人って無責任だ、と思った。結局、未来の世代任せだ。

 19年、当時16歳のグレタ・トゥーンベリさんの国連演説を聞いてショックを受けた。

 「大量絶滅の始まりにいるのに、あなた方が口にするのはお金と永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり」「よく目を背けていられますね」

 グレタさんは世界の指導者たちに怒りをぶつけていた。

 いつのまにか自分も無責任な大人になっていた。

断熱DIYワークショップに集まった人々。最前列の右端が主催団体代表の藤法淑子さん、左隣が建築士の中田理恵さん=神奈川県藤沢市の民家で2024年2月11日、國枝すみれ撮影

 そのことに気づいた藤法さんは反省し、解決への一歩を踏み出すことを決意した。そして、藤沢市の市民委員になり、地球温暖化対策実行計画の改定に関わり、クラウドファンディングでお金を集めて公立小学校の断熱リフォームもした。

 ワークショップは達成感があった。業者に頼むのも一つの手だが、DIYでもある程度断熱できる、と実感した。

 残された時間は少ない。私も一歩踏み出すことにした。

 とりあえず雨漏りする屋根のふき替え時に太陽光パネルを載せ、風呂場にすのこを導入することにした。

 「よく目を背けていられますね」

 そう言われないように。【デジタル報道グループ・國枝すみれ】

<※3月14日のコラムは北海道報道部写真グループの貝塚太一記者が執筆します>

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